運動は進めていくと、上手と下手に二極化が進んできます。
そうなると、元は運動が好きだった人も少しずつ嫌いになっていきます。
それは…、運動そのものが嫌いになったワケではなく、その雰囲気と失敗体験から嫌になるようなんです…。
先日読んだ手記に興味深いフレーズがありましたー以下ー
[僕はスポーツもできません。しかしたとえば、野球は無理でも、キャッチボールなら、へたでも楽しいです。バドミントンも、とてもうまいとは言えませんが、一回でも打てると嬉しいです。それが、好きな運動ということではないでしょうか。]
このフレーズを、スポーツ活動を教える人は肝に銘じておくべきではないかと思います。
“めだかアイデアマラソン”は、運動の楽しさは「個人的な成功体験」にあると考えています。
個人が心から「ヤッタ-!!」「できた!」と思える瞬間こそが、運動を好きになる礎だと思うからなのです。
それは集団スポーツでチームに貢献したと思えたときかもしれません…
縄跳びで、前とびができた瞬間かもしれません…
例えば、サッカーの試合をさせて楽しく盛り上がっているように見えても、実際どれだけの子供が「個人的な成功体験」を得ているでしょうか…? もしかしたら、「リフティング」や「PK」・「ドリブル」の練習にやり甲斐を感じてる子供は苦しんでいるのかもしれません…。
指導者側から見ての、これこそが成功体験である!という決めつけには、気を付けたいものです…1人ひとりが活動の時間に何らかの喜びを感じてもらえるようにハートウィングでは体育活動を進めています