先日の水曜日、いつも通勤で使う2時間近くかかる古座駅(本州最南端和歌山県串本近く)へ向かっている最中の話です。
始発駅では、高校生で満員状態になるのですが10分くらいで高校に着くと、乗客が5人くらいになります。
ほぼ貸切状態の中で、30代半ば頃の男性がピッタリと横に座ってきました。
大きな鞄に意気揚々とした顔でしたので、みるからに観光客だなとわかりました。
別段気にせず座っていたら、ほどなくして話かけてきました。
「きいかちゅうーらは、コチーラですか?」
聞くと、日本が好きで冬休みを利用して、中国から観光にきたそうでした。
インターネットが普及して、スマホがあるから大体のことは調べれば分かるみりますし、案内表記もどんどん親切に他言語に対応するようにもなっています。が、…田舎の電車は都会のような外国人観光客に優しいつくりにはなっていません。
それで、少し不安になって、話しかけたくなったのかもしれません。
その後、約1時間ほど2人で話をしました。
行った場所のこと、仕事のこと、日本の好きなところ、困るところなど、カタコトの日本語と意味が伝わるように丁寧に言葉を選びながらの日本語と、チグハグながらもお互い大筋は理解できました。
すると離れた席に座っていた、欧米系の男性2人組も話に入れてくれと声をかけてきました。
普段の通勤では、1人で座り2時間乗っている間に咳払いする程度しか音を発することはないので、新鮮な体験でした。
この日のできごとから、「話しかける勇気」の大切さを再認識しました。
・困っていたら1人で抱え込まず助けて
もらう
・少しの勇気で友達ができること
・話しかけた人の勇気を汲み取ってあげ
ること
そういったことを子供たちに体育指導を通じて伝えてあげたいと強く思いました。
年長児は、もうすぐ小学生になります。
小学校で困らないようにしてあげること、立派な大人になれるように継続した関わりを持つこと、そういった想いを子供にも保護者にも伝えるようにしていきたいです。
余談ですが、最初に話していた中国の方の旅程が面白かったので紹介します。
1週間くらいの滞在で…
中国→関空→名古屋→山梨→東京→兵庫
→静岡→和歌山→三重→京都→四国→関空
日本は、交通費が高すぎるのと移動時間がかかりすぎると嘆いていました。
「そりゃそーじゃん」と喉まで出てきそうでしたが、なんとかこらえました。
西営業所 浜ちゃん